HAE(遺伝性血管性浮腫)の症状の経過について
HAE(遺伝性血管性浮腫)の発作は、早く治療すれば腫れや痛みがひどくならず、症状が早く治まることがわかっています。
※発作によっては複数回の治療が必要な場合もあります。詳しくは主治医にお聞きください。
早期治療の重要性
■ 発作の原因
HAE(遺伝性血管性浮腫)の発作の原因は、“血管からの水漏れ”です。血管の壁にすきまができ、血管の中の水分(血液の成分)が皮膚の下に漏れ出すことで、腫れや痛みが起こります。
■ 薬の効果
HAE(遺伝性血管性浮腫)の薬には、水漏れを止め、腫れがそれ以上ひどくならないようにする効果がありますが、一度漏れ出した水分を元に戻す効果はありません。漏れ出した水分は、自身の身体のちからで自然に戻っていきますが、水漏れが進んでしまうと、腫れが戻るには時間がかかってしまいます。
そのため、腫れがひどくなる前に、できるだけ早く治療することが重要です。
フィラジル®による自己注射
フィラジル®は自己注射が可能なため、発作が起こったその場で治療ができます。
●十分な練習を行ったのち、医師の判断により自己注射が可能となります。
●のどの発作の場合、まず注射をしてから主治医に連絡のうえ必ず来院してください。
●薬のことや、治療のタイミングのことでわからないことがあった場合には、主治医にご相談ください。
■ まんが HAE HandBook
前向きな人生を見つけるまでのあるHAE患者さんの物語です。この漫画を読んでいただくことで、HAE(遺伝性血管性浮腫)という病気を正しく理解し、早期治療によって前向きな生活を送るためのきっかけになればこのうえない喜びです。
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